酒呑み百姓の会BLOG(移転候補地)

信州小諸で酒米「亀の尾」を作り、純米吟醸生酒「あさまおろし」を醸している集団「酒呑み百姓の会」のブログです。

ブームもほどほどに…

Yahoo!ニュースで読売新聞が「青酎」ブームを伝えている。「希少」に群がる日本人。切ない…。

私は偶然にも小諸の某店で「青酎」を呑み、感激した一人です。

米、麦、芋、栗、蕎麦などなど…色々な物を原料とした数々の焼酎、また、多種の泡盛も呑んできましたが、青酎は更に新しい焼酎の世界を教えてくれました。焼酎好きには一度は薦めたい逸品ではあります。

しかし、青ヶ島青酎が飲めなくなっているとは…。島酒として、生活に根ざしていた物が、手に入らなくなってしまうのはせつないでしょうね。

一時期の泡盛ブームで、波照間島泡盛「泡波」が入手困難になり、1本2万円なんて話も聞くほど希少な時期がありました。(今でも通信販売では600mlで10000円とか…。足で稼ぐと6000円で買えますが…。)

今なら、泡波は、波照間島へ行けば、ほぼ飲めるそうです。(持ち帰るのは困難らしい。)

私は、気兼ねなく泡波を呑むために、波照間に行きたいと常々思っています。

青ヶ島青酎も、波照間島の泡波のように、せめて島内だけは潤沢に供給され、観光の呼び水としての地位を早く確保してくれればいいなぁ~と思います。

もちろん、私たちの作るあさまおろしも「小諸にあさまおろしあり」と言われる存在になりたいし、そう呼ばれるような酒を造りたいと思います。